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売値はどうやって決める?

島田知子
卸す側(作り手)が決める希望小売価格を『上代(じょうだい)』
卸値を『下代(げだい)』・・・っていう。

(他の言い方もあるから最初は「え?」ってことがしばしば)

「6掛け」って言われたら「上代の60%が下代」ってことで
「¥1000の商品を¥600で卸します」ってこと。

「上代の○掛け」の掛け率は相手によってバラバラ。

カタログがあるような量産品なら上代をそのまま売値にすればいいから判りやすい。でも個人の作り手の場合、すごーく悩む。

作り手の決めた上代そのままで販売している店が多いのかな〜
そうすると掛け率が違うから、商品によって利益率も違ってくる

上代¥1000のカップを
Aさんからは¥700、Bさんからは¥500で仕入れたとする。

Aさんのカップが1つ売れて利益は¥300
Bさんのカップが1つ売れて利益は¥500

ならAさんから仕入れるよりBさんからの方が儲かる〜♪



って?

同じ¥1000でも商品そのものは全く別モノ。上代は作り手の目安であって、「これで売って下さい」ってものじゃない。・・・って私は考えている。

ここからはあくまで「うちの場合」

上代は関係なく、「下代×(数字)」を出す。
(数字はアイテムごとに大雑把に自分で決めてる)
それで高いと思ったら下げるし、安すぎると思ったら上乗せする。

上代¥1000だけど、Aさんのは¥1200にして、Bさんのは¥900にする

なんてこともある。
決めるのは私自身の感覚。「私だったらこの値段で買う?」
店長の私とケチな主婦の私とが相談するわけ。

芸術的にどうかなんて見る目、私にはないから
カンペキ自分の好みで独断(^^)v

丁寧に想いを込めて作られたモノたち。むやみに安くはしたくない。
でもそれで売れないんじゃ〜困る。
次の仕入れができないし〜生活かかってるし(T_T)

だから、ある程度の期間が経ったら値引きもする。
「作り手に対して失礼?」って悩んだこともあるけれど、今は逆の考え。

「高くて手が出ない〜」って敬遠している方が手にするきっかけになる♪
良さが実感できる。知ってもらうには使ってもらうのが一番♪


自分の手作り品を販売しようとしている人も
材料費や労力を基準にしつつ、結局は
「自分だったら買う?」って感覚が一番大事じゃないかと思う。




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